今日は1ヶ月ぶりに中高年登山教室に参加する。行き先は東赤石。元々の計画は権現越から権現山〜エビラ山〜二ツ岳〜峨蔵越の縦走予定だった。しかし、このコースは雪の無い季節でさえキツイとのことなので、雪が降った今では危険との判断なのだろう。それでも雪の季節に東赤石に行けるとは思っていなかったので、今日のコースも楽しみである。

6時前には起き出して、朝食用と魔法瓶に入れるためのお湯を沸かす。新聞を取りに家の外に出ると、愛車のフロントガラスが凍り付いている。これは山は冷え込んだだろうな。空を見上げると快晴。天気も上々。

6時45分頃我が家出発。その10分前から車を暖機運転。我が家から公民館までは車で2分程度。しかしフロントガラスの氷を溶かすためにも、車を暖めていなければならない。エネルギー無駄遣いの典型である。

公民館に行く前に、いつもの川内ローソンで弁当の買い出し。今日のメニューはサンドイッチ。それとカップ式のインスタントの飲み物。ロイヤルミルクティー。

公民館に着いてマイクロバスに乗り込むと、いつもよりも参加者が少ない。今日は清家先生を入れても10人とのこと。参加者が多いときには補助席を全部使って満席の時もあるのに、今日は本来の座席も余っている。先月の三嶺が寒く、展望がなかったので、イヤになったのかな?

バスの中で清家先生が今日のコース地図を配って、説明を始める。今日は東赤石の北側から登り初めて、また北側に下りるコースだが、いつものごとく登山口と下山口が別々で、下りでは滝に寄り道するらしい。これも楽しみだ。また今でこそ東赤石の登山コースは別子山村の筏津から登るのが、もっともポピュラーなコースになっているが、大永山トンネルが完成するまでは、別子山村に行くのは困難で、今日行く北側コースが主流だったそうだ。ただし北側コースは樹林帯の中で見通しは悪く、また別子山村からのコースと比較して花の種類も少ないそうだ。ただしシャクナゲはいっぱい有るらしい。

参加メンバーが揃って7時に出発。川内の山も白くなっているのが見える。

バスは新居浜を過ぎて土居町との境の峠を越える。すると車内から、普通車ならこの道を行けば良いんだとの説明も出た。しかしその道は非常に狭く、バスは無理とのこと。そしてバスは信号の有る交差点で右折して山に向かって行くが、この道も狭い。マイクロバスで走れるような道には見えない。やがて川に沿って走るようになる。道は有るがガタガタ道だ。絶対に自分の車では来たくない。途中、廃屋が数軒有るところを通過する。

やがてバスの正面に真っ白な山が見えて来た。車内から歓声が上がる。私も運転手さんに声をかけてバスを停めて貰い窓から撮影。
窓からの撮影も終わって、また走り出すと、今度はバスから降りて写したら良いじゃないかと言われ、厚意に甘えて、バスから下りて林道から撮影。

私はこの時点では中央の山が東赤石と信じて写していたのだが、あとで聞いたら、全然見当違いだったのだ。
暇なときにカシミールで正確な山名を確認しよう。

しかし、とにかく真っ白な山がきれいだ。
8時52分頃、広い場所に来てバスを降りる。バスを降りたメンバーを見ると一人を除いて全員既にスパッツを付けている。あの揺れるバスの中で付けたのか?車酔いしなかったのが不思議だ。そして私もここでスパッツを付ける。先ほど一人を除いてと書いたが、この人は長靴で参加。先月の三嶺で雪が靴に入って冷たかったので、入らないように長靴にしたのだろう。
さて、ここから林道歩きだ。


しばらく歩くと工事中の場所に来た。川を横断して向こう岸にわたらなければならない。
落ち葉のいっぱい積もった林道を歩く。
右側が八巻山、左側が東赤石。その間の低くなっているところが、赤石越。この赤石越に出るとのこと。そして、そこで昼食予定。

9時38分、登山口手前の広場。
GPSによれば
N33.53.08.1。 E133.22.35.4
清家先生が帰りのコースを説明する。ここから正面に見える尾根に送電線の鉄塔が並んでいる。その鉄塔の巡視路を下りてくるとの説明。
上がるほどに雪が増えてくる。しかし歩いたおかげで体が温まり、上着を脱いだ人がいる。
シャクナゲがぼちぼち見えてきた。このあと登山道に沿って長く見える。
こわれた木橋が何カ所も有る。橋が信用できないので、危ないと思うところは橋の横を歩いて通過する。
小休止

このような標識と赤いテープがあるので道に迷う心配はない。しかし決して楽な登山道ではない。
再び少し広くなった場所で小休止。見上げると祠がある。その祠には、丸太がぶら下げられている。しかし、どう見てもタダの丸太ん棒ではない。先端に加工がされている。私は「あれは何でしょうね」と問いかけると、全員注目し、そしてポッと顔を赤らめて「私はそんなモノは、今まで見たこと有りませぬ」と、うつむくのだった(-_-;) 

(注)モザイクをかけていますので、どうしても知りたい方は、実際に、このコースを登って見に行って下さい。

デジカメ時計では、撮影時間:11時28分

このコースは山の北側なので、当然日が射さない。しかし時折地形の関係か、日が射すときがある。それを見て尾根が近いと勘違いすることを繰り返しながら登っていく。歩きやすいとは言えない登山道で、上りだからまだ歩けるけど、下りでは利用したくないコースだ。
八巻山かな?   
来島大橋が見える場所に出た。

いくら3倍ズームのデジカメでも、これだけの距離が有れば写らない。     
同じ場所で目を右に転じれば瀬戸大橋が見える。

金比羅さんの有る象頭山や瀬戸内海に伸びている荘内半島も見えるのだ。
いよいよ目的地が近くなったところで、登山道がガチガチに凍っているところがあり、先生がアイゼンを付けるように指示を出す。しかし、その先生はアイゼンを付けずに上がっていく。それなら私もとアイゼン無しで着いていく。殆どの人は、ここでアイゼンを付けたみたい。
さあ赤石越は目の前だ。

最初に到着した清家先生が、最高だと言っている。

12時36分 赤石越到着

おー、素晴らしい眺めだ。雲一つない晴天で遠くまで山が綺麗に見える。
正面は大座礼山     
正面は石鎚       
その左に瓶ヶ森、笹ヶ峰、ちち山が見える。笹ヶ峰から稜線でつながって、右に高くなっているのが沓掛山。


本当にきれいに見えるのだ。
左の平らな山は平家平、その右が冠山 

下の写真は平家平から沓掛山までの全景 
今日の私の豪華ランチ

ボーナスの後なので奮発している。   
では赤石越で記念写真    

逆光なので露出をオーバーにしたら石鎚がとんでしまった。


赤石に行く



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