朝の空模様はパッとしないが、天気予報は間違いなく晴れると言っている。天気予報には、よく騙されるが、今日も騙されてみよう。今日の目的地は皿ヶ嶺。この時期にはササユリが咲くと、皿ヶ嶺を紹介しているどのホームページ見ても書いている。しかし、私はまだ皿ヶ嶺のササユリは見たこと無い。

9時半頃、我が家出発。数分で皿ヶ嶺へ向かう交差点があり、丁度その角にコンビニがあって、まるでブラックホールに吸い込まれるかのように駐車場に入れる。ここでパンとおにぎりゲッツ。パンは車を運転しながら食べる。朝食をまだ食べてなかったのだ。

今日は上林地区の人が総出で道路の草刈りをする日のようだ。皿ヶ嶺に向かう林道を走っていると、あちこちに草刈り機を持った人がいる。

10時丁度、水の元通過。ここにも草刈りの人が。

10時5分頃、風穴のいつもの駐車場に到着。車は既に20台近く停まっている。今日はこんなに登山者が多いのか?草刈りの地元の人の車ではないようだ。何故なら軽トラじゃない(-_-;) 

駐車場から風穴の登山口まで歩いていく間に、いろいろな花木を見ることが出来る。ピンクの花を付けたシモツケ。そしてこれは道路のすぐ横に咲いているヤマボウシ。自生ではないようだ。花のアップを撮りたかったが、よく見るとほとんどの花は、微妙にいたんでいる。ちょっとだけ時期が遅かったのか?
風穴の井戸の中で咲いているケシの花。他に誰もいなかったら、この中に下りて写したいところだが、他にもこの花を写している人が居るし、登山者も多い。人目を気にする私なので自制する。

この花を世話する人が置いたのだと思われるボロイ梯子が有ります。見物人の好奇の目にさらされても平気な人は、この中に下りて思う存分写せるでしょう。

風穴からの登山道沿いにはギンバイソウが群生しているが、どれももみな蕾だ。開いているのは皆無。他にはヤブレガサの花もある。足元にはヤマトウバナも咲いている。しかし、まだ登山道はガスの中で暗い。ぶれるのが目に見えているので、帰りに写そう。

ヤマアジサイは虫眼鏡を使わなくても写せるので、ぶれることもない(多分)
これも虫眼鏡ナシで撮影。
なんとかショウマ。
10時50分頃、ベンチ到着。先客3人。オバチャン3人組。すぐ横の大木にからまって咲いている白い花を見ながら、ツルアジサイがどうのこうのと話している。ここでナップサックから○○美茶を出して飲む。美味い。ここ最近、この○○美茶が、お気に入りなのだ。今までは適当にブランドを選ばずに、ペットボトルのお茶を買っていたのだが、たまたま買って山で飲んだときに美味い!と感じたのだ。しばらくは、このお茶を指名買いかな?

薄いガスの中、光っている葉っぱを写す。   

画像のサイズを小さくしたら、この光芒が分かりにくいと思って、ちょっと大きめの写真。

光芒なんて凄い言葉を知っているでしょう!

光芒も筆のあやまり(-_-;) 

上の写真が撮れること自体、晴れてない証拠。ガスがあるから、こんな写真が撮れるのだ。


11時5分 竜神平

ここに来るまでに、ササユリは見かけなかった。どこに咲いているんだろう?
去年の8月に、ここでヌマトラノオや、コバギボウシの群生を見たが、まだ全然姿がない。あと1ヶ月で成長して花が出るのか?

竜神平で写したのは、この1枚だけ。ササユリを求めて頂上に向かう。

登山道で足元に小さい黄色の花を見つけた。コナスビだ。
5倍ルーペで撮影。

それにしても、あのバカデカイ体に、コニシキとは!(なんのこっちゃ)
風穴からの登山道よりも明るかったので、ヤマトウバナを写す。ぶれてはいない。しかし、何の花か解析不能のように見える。

これも5倍ルーペ使用
ちょっと彩りに赤いツツジを
私の前を歩く高年男女4人組。この4人組がすれ違う人に、ササユリの状況を尋ねたみたいだ。「全然咲いてない」との話し声が聞こえた。

11時35分頃、皿ヶ嶺山頂。曇っては居ない。大川嶺方面も見えている。しかし、石鎚は樹木の陰で見えない。写真無し。ここで弁当にしようと思うが、座れるところがない。仕方がないので、固い石柱に座って、コンビニのおにぎりを食べる。

居合わせた人は数人。皆さんササユリが目的のようだ。しかし、山頂の周囲をウロウロ歩いてみた人が居るようだ。木陰に切られたササユリが1本置いてあるとのこと、その言葉を聞いて、わざわざ見に行く人が居る。どうも草刈りの時に切られてしまったみたい。山頂周辺の登山道も、草が刈られている。草を刈った人は、誰か持ち帰って下さいと言う気持ちで、日陰に置いたのだろう。しかし、ササユリをぶら下げて帰ったら、心ある登山者からは白い目で見られるのが分かっているので、誰も持ち帰らないようだ。

さてと、簡単な弁当も終わったら出発。違うコースを歩いたらササユリが有るかも知れないと思い、元来た道ではなく、十字峠に向かう。しかし、咲いているのは、足元のコニシキ、じゃなかったコナスビと、頭上のツツジ。そして名前の知らない白い花。ササユリなんか影も形もない。

ササユリはあきらめて、冒険ゴッコにしよう。ここから直接風穴に下りるコースが有るらしいのだ。そこは未踏のコースなので行ってみる。すると下から上がってきた中年夫婦に「ササユリは有りましたか?」と聞かれたので、「全然見かけなかったよ」と答えた。やはり、この時期、皆さんの目的はササユリしかないのか?

皿ヶ嶺の頂上では晴れていたが、風穴に向かう登山道は再びガスの中。大木が幻想的に浮かんでいる。周囲を見ると、風穴コースと同じ植物がいっぱいだ。同じ環境なんだから、当たり前か。
せっかくだからギンバイソウ    

そのうち下の方から、風穴に遊びに来ている家族連れの声や、車のエンジン音が聞こえてくる。間もなく風穴に帰ってきた。もう一度、風穴を覗く。風が冷たく気持ち良い。



12時45分頃 駐車場に戻る。見ての通りガスの中。

ここに、こんなに車が停まっているのを初めて見た。 

みんなササユリを期待していたんでしょうね。  


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