今日は今年最後のさくら山行会だ、何をおいても参加しなきゃ。公民館を朝の6時出発なので、5時には起きていろいろ準備。準備と言っても、お湯を沸かして、魔法瓶に入れるだけだが。今日は山行の後で、温泉のお楽しみが待っていると言うことで、本当に楽しみである。

5時40分頃?我が家出発。まずはコンビニに寄って、弁当とおやつを買う。その後、公民館へ。バスに乗って、参加費を支払い、バスは出発。

バスの中で清家先生が、今日の目的地について話し始める。今日は本当は高知の石立山の予定だったのだが、天気予報が悪いために、石立山ではなく、徳島の石堂山から矢筈山(阿波矢筈)への縦走に変更することを、提案している。さくら山行会のメンバーで、清家先生の提案に異議を唱えることが出来る人が居るだろうか?イヤ、いやしない。

目的地が石立山から、石堂山に変わったので、バスは徳島自動車道を走る。
7時10分 吉野川SAでトイレ休憩。

7時30分 美馬ICを出て、すぐに右折し、吉野川の南岸を目指す。吉野川の南岸の国道に出て右折。半田町を目指す。半田町に入ったら、今度は土々呂の滝の標識で左折し、半田町の古い街並みを通過する。途中「うだつ」を見ながら走る。うだつが有ると言うことは、街並みが古い=道が狭いということだが、その街並みを抜けたら、2車線の道路になった。しかし、再び細い山道となる。

今日の参加人数は21人。バスの中は色々な話題が次から次と出てきて賑やかだ。天気が悪くて山に行けなかったら、このままバスの中でみんなの話を聞いているだけで、時間がつぶせそうだ。

山道にはいると、どんどん山奥に入っていく。しかし道路は、アスファルト舗装されている。こんなに道路がきちんと整備されていると言うことは、此の奥にまだ人家が有るんだろうねと話していると、まさしく斜面に張り付くように人家が点在している。その人家の前の畑には、茶色く枯れた葉がいっぱい。それを見て、「あれは、ゼンマイだ」とバスのメンバーが言う。千枚田ではなくゼンマイだと言って、笑わせる。その内1軒の民家にオバサンが居て、我々の乗ったバスを驚いたように見た。「第一村人発見!」とまた笑わせる。

8時26分 峠の頂上でバスが停まった。ここから歩き始めるようだ。
GPSによれば、この場所は
N33.56.55.9
E134.00.24.1

カシミールを使っている方は、この位置を確認してみて下さい。1/25000地図には、まだこの道路は追加されてないようです。
直ぐ近くにあった、石堂山〜矢筈山への案内図
上の標識は、ここに立っている。そして撮影している私の背後が、これから向かう矢筈山への林道。普通車は、もう少し、この林道に進入できる。
8時40分頃 出発

GPSによれば、この場所の標高は1064m。しかしここ最近キャリブレーションしてないので、この値は信用できないが、それでも1000m前後であることは、間違いないだろう。
向こうに見える木はカラマツ。この付近にはカラマツが多かった。

こんな歌を歌いながら歩いてみる。
ツタのカラマ〜ツチャペ〜ルで・・・(-_-;) 
みんなきれいに整列して小学生の遠足みたいですね〜

もちろん先頭で引率するのは清家先生
山の向こうから白い大蛇が降りてくる、なんてことはないです。
何故かここだけコンクリート舗装されている。しかし、この狭い坂道で、マニュアル車を運転する初心者と離合することを考えただけで怖ろしい(-_-;) 

車は、この坂の手前に停めて歩いて行くべきですね。
坂道を越えたら、そこに神社が有る。これが石堂神社らしい。
9時 石堂神社

石堂山への登山道は、この神社の裏にある。

この神社の前は十分広く、車は何台も停められる。しかし、先ほどの狭い坂道でマニュアル車を運転する・・・(同じネタを繰り返すなっちゅうの)
何でここまでこだわるか?実は私は免許取り立ての頃、狭い坂道の離合でバックするときに、アクセル、ブレーキ、クラッチの、ペダル操作が分からなくなって、パニックになった経験が有るのだった。
神社のすぐ横に鳥居があり、鳥居をくぐるようにして、登山道が作られている。
鳥居の横の標識には、石堂山まで3.2km、矢筈山まで5.2kmと書いてある。
登山道は最初は落葉した灌木の間の登山道で、周囲にはポツン、ポツンと、何かいわれの有りそうな大きな岩が有る。

9時25分 小休止

1310mの4等三角点     
この4等三角点から出発するときの様子      

登山道は広い。防火帯なのか?
この付近で、少し雨が降ってきたので、清家先生が雨具の準備をするよう指示を出す。しかし、小雨なので、私は聞き流そうと思っていたら、ざーっと来たので、あわてて、ナイロンヤッケを取り出す。このヤッケは防水ではないが、それでも無いよりはマシである。
さらに折り畳み傘を持って歩き出す。
10時50分頃 御塔岩(お塔岩)

石堂山のご神体とのこと

何故ここにこんな岩が?と思えるような不思議な光景
何か珍しい物が有れば、記念写真を撮るのが日本人

晴れていれば、この岩を真横から見れば、なかなか凄い景観らしい。

11月15日追加
クリックすると大きくなります。さくら山行会のメンバーは、写真を自分のHDDに保存して下さい。
ここまで来たら、石堂山は目の前らしい。と言っても、こんな天気では目の前にあっても分からない。

10時57分 石堂山山頂  
この赤いのは雨が降らないようにとの、てるてる坊主なのか?
ガスっては居るが、雨は降ってないので、ここで昼食にしますと清家先生。私はナップサックからプチプチを引っぱり出す。プチプチとは、荷物を梱包して緩衝材として詰め込むクッションのこと。空気の入った丸いつぶつぶがいっぱいついているやつだ。これは空気が断熱材になるので、こんな日に地面に座るときに使うには最適の座布団なのだ。しかし、座って食べることが出来るだけマシだ。天気の悪いときは、座ることも出来ずに、立ったまま食事と言うことが有るのだ。

11時25分 食事も終わって出発。ここから矢筈山までは約2km。一旦高度を下げて、再び上って、いくつかのピークを越えていったら、矢筈山だ。石堂山から矢筈山までは、ほとんどが稜線歩きとなる。従って、天気が良ければ、素晴らしい景色を楽しみながら歩くことになるはずだが、今日はガスの中。時々、もう着いたか?と思える偽のピークに騙されながら歩いていく。

12時35分 矢筈山山頂

先ほどの石堂山の出発が11時25分だから、わずか2km歩くのに1時間10分かかった計算になるが、これは途中でロスタイムがあったため。ロスタイムとは女性の花摘みですよ。花摘みとは、綺麗な表現ですね。トイレ休憩と言ってしまったら、身も蓋もない(結局言ってしまった)どこで花を摘んだかって?そんなこと、いちいち書けません。花摘みしたいと思えば、そこで花摘み(殴)       
ガスの中、見えるはずのパノラマ風景を説明する清家先生。清家先生だけは実際に見えているのだ。

矢筈山山頂からは、落合峠や黒笠山に向かう縦走路が出ている。

清家先生に、矢筈山と呼ばれるからには、矢筈の特徴が有るはずですが?と質問すると、ガスに隠れて見えないが、あの方向に、もう一つピークがあり、それを遠くから眺めると、二つの山が矢筈の形に見えると教えてくれる。私も矢筈の意味は、広辞苑で調べているのだ。清家先生に、そのもう一つのピークに行くには、どのくらい時間がかかるんですかと尋ねると、30から40分かかると言われたので、行くのをあきらめる。

矢筈山山頂での記念写真  

折角の新しいデジカメでの写真なのに、ガスで顔が見えない。
12時55分 矢筈山出発。元来た道を戻る。周りの景色が何も見えないので、GPSの画面を見ながら歩く。

ちょっと立ち止まって休憩     

13時50分頃 石堂山の山頂下を通過(山頂を通らず、トラバース)
14時20分頃 白滝山分岐通過
14時52分頃 1310mの4等三角点
15時5分頃  石堂神社
15時20分  バスの待っているところに帰る。

15時30分頃  出発

来た時と同じ道を走って降りる。半田町まで出て、今度は吉野川を渡って北岸に出て、右折する(東に向かう)清家先生おすすめの美馬温泉に向かう。美馬温泉の料金は400円。山歩きで裾が汚れたままのズボンで入ると、脱衣場に点々と黒い汚れが落ちている。私のズボンから落ちた泥だ。これはイカンと自分の脱いだ靴下で床を拭いて、今度は裸になってズボンの裾を水洗い。今日は山行の後で、温泉に入ることが分かっていたのに、用意していたのは下着だけ。温泉から出たら、またこのズボンを履く。裾が冷たい(-_-;) そして食堂に入って生ビール。あー生き返る。

帰りは再び美馬ICから徳島自動車道に入り、川内に帰ったのが20時頃。


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バスが停まったところから石堂山を経由して矢筈山まで、稜線歩きが続く




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