今日は会社の山仲間との山行だ。当初の予定は平家平だったのだが、某エントツ山掲示板を見ていると別子ラインの通行止め情報が書き込まれていた。それで、あわてて行き先を変更して、結局桑瀬峠から寒風山と笹ヶ峰に行くことに落ち着いた。
桜三里を越えて、小松付近を走っていると、今日の目的の笹ヶ峰方面が見えるが、山の上のほうは雲に隠れている。天気予報もあまり良くない。加茂川の手前で右折し、国道194号線を走る。寒風山トンネルを抜けると、左折して一の谷館の前を通って、寒風山駐車場を目指す。道路の両側すぐ横には、切られた木があちこちに有り、台風で道路に倒れた木が切られたものだと分かる。 8時35分頃、寒風山駐車場に到着。ここで出発の準備をしていると「オッ、おいわさん。おニューの靴ですねと」と、声がかかる。デヘヘ、実は今日初めて履く新品の登山靴で来ているのだ。この新しい靴は富士山から帰った直後に買ったものだ。富士山夜間登山は雨の中だったので、愛用のボロ靴の中には水が入り、靴下も足も濡れてしまった。それを妻に言ったら信じられないことに、あっさりと買い換え許可が出たのである。そんなに簡単に買い換えさせてくれるんなら、富士登山の前に言うんだった(-_-;) 松山市内のアウトドアショップでこの靴を買ったが、その後さくら山行会で何回も山に行っているのに、相変わらず古い登山靴を愛用していたのである。新品の靴を汚すのが勿体無いから、このまま棺桶にいれてもらおうと、床の間に飾っていたのだが、先週の東温アルプス登山道整備の時に、雨に濡れて破れたところから水が入り、靴の中がグチュグチュになり、さすがにもうダメだと思い、古い靴は捨ててしまったのである。山に行こうとするときに、玄関先にボロいけど履きなれた靴と、まだ試してもいない新品の靴が並んでいたら、貴方ならどちらを履きますか?私なら必ず履きなれた靴を履きます。しかし、その履きなれた靴も寿命となれば捨てるしかない。それともお宝鑑定団に出してみるか? 8時50分頃、駐車場出発。桑瀬峠に向かう急坂を上がる。しかしガスのため展望無し。
寒風山から笹ヶ峰へは、ほとんど高度変化の無い単純な道とのイメージが有ったが、実際に歩いてみると大違いだ。まず最初にどんどん高度が下がっていく。せっかく山頂に上がったのに、降りないといけないのだ。これは笹ヶ峰に行く手前では、今度は再び上りが待っていることを意味している。それでもGPSをチェックしながら、一番高度の低い部分を通過したと思った後は、ひたすら上がっていく。 GPSの画面には、2年前の冬に笹ヶ峰の山頂直前で、ホワイトアウトのために山頂行きを断念し、引き返したポイントが表示されている。おー近いぞと思っていたら、笹ヶ峰山頂に向かう登山道と丸山荘に下りる分岐点に来た。ここで右に上がっていけば山頂だ。 笹ヶ峰山頂に到着し、早速GPSにポイントを登録する。2年前の撤退ポイントは山頂から100m程度だったようだ。GPS登録の作業が終わって時計を見ると12時20分。ということは、山頂到着は12時18分頃かな? 風が強く、写真も無し。ここで弁当も食べることも出来ないので、さっさと下りる。もうすこし風の弱いところで弁当にしよう。
横からの雨で、雨具をつけていなかったズボンはすっかり濡れてしまった。山から下りたら温泉に入ることになっているので、まっ、濡れても良いか。
次はお楽しみの温泉。国道194号線まで下りて、高知方面に少し走ると「木の香温泉」がある。入浴料 600円。 あー、本当に気持ちが良い。ここ最近は山行の後に温泉というパターンになってしまっている。 今日は、天気が最悪で、展望全く無しだったのが残念。でも新しい靴は雨も入らず良かった。 一人でお出かけに戻る TOPに戻る |