私の東温アルプスのホームページを見て興味を持った岡山の人からメールで何回か問い合わせが有り、今までに石墨山や皿ヶ嶺に実際に案内してきた。その人たちの究極の目的は東温アルプス全山縦走ということなのだが、今日ついにその計画を実行するとの連絡があり、山頂で待ってますとメール返信した。朝の5時半に黒森峠を出発し、3時ごろに皿ヶ嶺の山頂に到着予定の計画だとのこと。3時前に皿ヶ嶺の山頂に到着するように六部堂の登山口を出発すれば良いが、それまでにかなり時間が有る。それまで水の元や風穴のお花畑で春の花のチェックをしよう。

水の元に車を停める


デジカメ時計=8時12分
上林峠に向かう登山道に入りお花畑を目指すが途中でハシリドコロの花が咲いている
エイザンスミレ


私がスミレの花の名前を自信を持って言えるのはエイザンスミレだけ
60Dを持っていると、ついこんなアングルから写したくなってしまう
コミヤマカタバミは花びらの開いているのが見つからなかった。せいぜいこの程度。
シロバナエンレイソウももう少しだな
ヒメエンゴサク


左上方からのハレーションがカッコイイ(-_-;)
登山道から少し外れてバイケイソウを写す
ヤマシャクヤクの蕾も大きくなってきた
ルイヨウボタンだと思う
コガネネコノメソウ
ハシリドコロはとにかくそこら中に咲いている

60Dを買ってバリアングルモニターを見ながら低い位置で撮影する時、購入当初は私の左手の上で60Dを支えていたが左手をもう少し自由にするためには何かの上に置いた方が良いな〜と思い、ホームセンターで固いスポンジのようなものを2個買ってきて使っている。ところが今までの写真を写してフト気付くとスポンジが1個しかない。あとの1個はどこに?今日は水の元〜上林トンネル北側〜風穴に行こうと思っていたのにスポンジを置き忘れたままでは前に進めない。ゴミを放置することになってしまう。どこでスポンジを使って写したかなーとモニター画面で花の写真をチェックするが、その花がそもそもどこに咲いていたか覚えてない。すぐに忘れるのだ。引き返しながら探していると有った。

有った。最初のエイザンスミレの目の前に置いたままだ。

これがホームセンターで買ったスポンジ。専門的に言うと、the ブトン→座布団。早い話が60Dの座布団なのだ。食器洗い用のスポンジよりは固い。
置き忘れた座布団の近くで咲いていたエイザンスミレ
ツクバネソウ

座布団が無事に見つかって良かったけど今さら引き返して上林トンネル方面には行かない。このまま降りて今度は水の元〜風穴に向かう。水の元の階段を上がったらすぐにアワコバイモが待っている。

60Dを縦位置にして座布団の上に置いて撮影
ヤマシャクヤク

サイゴクサバノオもあちこちに花を咲かせているが開き具合がイマイチ。もう少し良いのは無いかな〜と探しながら歩いていると結局何も写さないまま風穴に向かう車道に出てしまった。

風穴の駐車場。10台以上は停まっている。


デジカメ時計=10時9分
ヒマラヤのケシの花が咲く場所にはまだあれだけの雪
でもすぐ目の前にはケシの花の新芽が出ている
以前はヤブレガサと書きまくっていたが、それは間違いと指摘されたニシノヤマタイミンガサ
ニシノヤマタイミンガサが少し開いている
たまには1:1で写してみました
斜面の様子。樹木はまだほとんど葉っぱが出ていない。

上の写真で大木の右側に一人写っているのが分かるだろうか?この人はこの時点では登山道から外れて何か花を探していたようだが、そのうち登山道に戻ってきた。なんとなく見覚えのある顔。「古岩屋のユキワリイチゲのところで会いませんでしたか?」と尋ねるとそうだと言う。3月27日に古岩屋にユキワリイチゲを写している時にKAWAさんがやって来たが、私が次の遅越の滝に行くために先に駐車場に戻っているときにこの人とすれ違っていたのだ。色の濃いユキワリイチゲを探していたんですか?と今度は私が尋ねられたので、「瑠璃色のユキワリイチゲが咲くとの噂で行ったけど、見つからないのであの色を瑠璃色ということにしておきます」と私が答えると、「古岩屋にはもっと濃い色のユキワリイチゲは咲きますよ。来年また探しに行って下さい」と言われた。えー?、もうすっかりあきらめていたけどヤッパリ瑠璃色のユキワリイチゲは有るようだ。

登山道沿いのニシノヤマタイミンガサ

マウス操作のミスでこれのオリジナル写真を消してしまった。もう二度と写せないというような写真でもないので別に惜しくも無いけど。
良い時期は終わっているけどハルトラノオ
風穴の駐車場


デジカメ時計=11時12分
これが一番まともなサイゴクサバノオ
さっきユキワリイチゲのことを話をしていたときにこの花のことも教えてくれた。(踏まれないように)木の枝で目印が付いていたよと教えられていたのだ。先客が撮影中でその人が終わってから撮影。
水の元


デジカメ時計=11時43分

車に乗ってから岡山のメンバーがどのあたりを歩いているのかなと携帯電話をかける。するともうすぐ陣ヶ森だという。えー??? 早すぎるんじゃない??? あわてて次の目的地の六部堂に向かう。岡山のメンバーは黒森峠を出発して完全縦走なので皿ヶ嶺山頂から六部堂に降りる計画なのだ。

水の元を出発し上林トンネルを抜けて久万高原町に入る。遅越の滝の看板を横目に通過。「母さん、僕のあの帽子、どうしたんでせうね?(-_-;)」

33号線に出てコンビニで弁当ゲット。そして六部堂の登山口休憩所の横に車を停める。岡山のTさんに電話すると上林峠からの階段を上がっているという。ウッソ〜、ホントに黒森峠から歩いたン?井内峠からじゃないの(-_-;)

六部堂


デジカメ時計=12時35分
早く山頂に行かなきゃと急いで歩くがもう年でシンドイ。たまにはこんな花を写しながら

クロモジ?
もういきなり十字峠である。このコースは写すものがほとんど無い。


デジカメ時計=13時53分

十字峠から山頂に向かっていると前方から父親と小学生ぐらいの姉弟がやって来てこんにちはと挨拶する。夏休み以外で子供が来るのは珍しい。

皿ヶ嶺の山頂が目の前


デジカメ時計=14時5分

ようやく山頂に到着。早く行こうと焦っていたのでちょっとばてた。山頂では無事に黒森峠から縦走してきた岡山の5人が休んでいた。私は「本当なら私が涼しい顔してヘロヘロになっている皆さんを待っているはずなのに立場が逆になってしまいました」と話しかける。私はここでコンビニ弁当を食べてやっと落ち着いた感じ。

話を聞くと朝の4時40分にヘッドランプを点けて黒森峠を出発したそうだ。昨夜松山市内のホテルに泊まり、タクシーを予約したが、タクシーが予定よりも早く迎えに来て、さらに予定よりも早く黒森峠に到着してしまったので、当初の計画よりもかなり早い時間の出発になったようだ、しかしそんなに早く出発したおかげでもうこの時間に下山できる。

私の弁当が終わると出発。リクエストにより六部堂越コースで降りる。このコースは初めての人がガイド無しで降りるのはかなり困難と説明する。いつもなら出発時のメモ写真を撮るのだが、あわただしく出発して写真無し。六部堂越への下りを快調に歩く。

六部堂越の石仏


デジカメ時計=14時44分
林道に出た


デジカメ時計=14時58分

初めての人は困難の理由はこの林道から次の登山道への入口が分かり難いこと。ヒントは赤テープと石仏。林道から杉の植林越しに石仏が見えるので石仏目指して林道の法面を降りて行くと石仏前の登山道に出る

これがその石仏。何が写っているのかワカラン。


デジカメ時計=15時4分
終点到着。お疲れ様でした。


デジカメ時計=15時29分

ここで休憩していると父親と小学生の姉弟が降りてきた。私が赤柴峠〜引地山コースで降りたんですかと尋ねると十字峠から六部堂コースをゆっくり降りてきたと言う。東温アルプスガイドを渡そうとすると、持ってます。もしかしておいわさん?と言う。私のホームページの愛読者だと言う。今夜早速アップしますからお楽しみにと答える。

岡山のメンバーはここから松山行きのバスに乗ると言うが、5人なら私の愛車に乗車可能なのでそのまま松山市内のホテルに送って行く。車内では念願の東温アルプス完全縦走が出来たことで話がはずんでいる。岡山の山仲間にも東温アルプスしっかり宣伝しといて下さいねと車のドアポケットに常備している東温アルプスガイドも渡す。

今日は午前中は水の元、風穴の花も写せたし、久しぶりに六部堂からの山歩きも出来て良かった。


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