私は来月で定年退職で昨日から年休消化モードでずっと休み。あちこちお出かけしたいけどガソリン代の制約やらなんやらいろいろ有ってそう簡単には一人でお出かけは認めてくれない。しかし今日は昼から出て行ってヨシ!と言われたので、リードを外されたワンコのように喜んで出て行く。もう昼飯は家で食べたので弁当を買う必要は無いが、○○美茶の買い置きが無いので1本だけコンビニで買って行く。

風穴の広い駐車場に到着すると先客の車が数台程度。今日は天気も良いので近所の人が遊びに来たかな?登山靴に履き替えて出発しようとしたが、車のすぐ後ろに気になるものが有るので写す。

霜がおりている。今朝はかなり冷え込んだようだ。


デジカメ時計=12時54分
色のついたものは消え去って冬枯れの登山道

左手前の白いのはモミジガサ?
皿ヶ嶺にほとんど毎日のように来ているNさんが直登コースを上がって行くので後ろからついていく。Nさんの前を行く I さんが「なんでこんなことするん???」みたいな声を上げている。
ピンクの布を先端に巻きつけた竹が3本笹の中に捨てられている。それをNさんが拾いに行っているところ。この竹ざおは I さんが冬場の雪が積もったときのために立てたようだ。しかし、世の中いろいろな考えの人がいるようで登山道に設置されたテープや標識を片っ端から捨てて行く人がいるのだ。
私も積雪時にこのコースを歩いたことが有るが、登山道は全く分からない。あの時はさくら山行会の先輩の後ろをついていったのだが、あとから考えるとどうも雪の中を登山道を無視して強引に上がったのでは?と思っている。
ピンクの布テープが雪の季節のための目印となる。
さくら山行会のベテランでも雪が積もるとこのコースは登山道が分からなくなるのだ。そのために設置した標識を捨てるなどという行為はやめて欲しい。

手伝いもせずにスミマセン、先に行かせてもらいますと声をかけて先に進む。

先ほどまでは北斜面で太陽が当たってなかったが、ここまで上がると日が射してくる
稜線の登山道にはよく日が当たって明るい
雲ひとつ無い秋晴れだ
十字峠


デジカメ時計=13時43分
山頂に到着。テーブルセットが増えている。


デジカメ時計=13時55分

先客は夫婦一組だけ。私は天気が良いのに平日はこんなに人が少ないんですね、と話しかける。夫婦はここでお弁当だ。私はインスタントコーヒーとおやつの煎餅を食べて至福のひと時。こんなもので至福を感じるんだから随分安上がりな男である。しかし頭の中は退職金でマクロレンズを買おうか魚眼レンズを買おうかと買い物願望がグルグルと渦巻いているのである。どちらにしても結構高いレンズである。しかし使用頻度から言ったらマクロレンズだな。来年の春には風穴や水の元のお花畑で、ニターとしながらマクロレンズを使っている私が見える(-_-;)

食事の終わった夫婦が出発しようとしたので、ちょっと待ってくださいと声をかけて東温アルプスガイドを渡すと、ご主人が今度山の会で東温アルプスを縦走する計画だと言うので、残り数枚あった東温アルプスガイドを全部渡す。どこの会かと聞いたら清家先生の名前が出て○山会ということだった。

私もそろそろ出発しよう。その前にこの気になる標識を写す。これはいつ立てられたんだろう?山頂から畑野川に向かうこのコースは東温アルプスガイドの次版に入れようかなと思っていたのだが、標識が立ってしまったのなら必ず入れないといけないな。
出発前のメモ写真


デジカメ時計=14時29分
石鎚がきれいに見えている。冷え込んだから霧氷で白くなっているのかと思ったら、天気が良すぎて霧氷が出来なかったのかな?
竜神平に到着


デジカメ時計=14時45分
愛大小屋を写したらすぐに出発。竜神平周回コースに向かう。
竜神平の登山道はきれいに草刈りされて広くハイウエーのようになっている
この鮮やかな赤い実は何?
稜線の登山道に出た。右に行けば上林峠。左に行けば風穴方面。左に行く。


デジカメ時計=15時9分
お気に入りのベンチ

私はこのベンチの写真をアップするたびにサイモンとガーファンクルのold friendの歌詞のイメージが出てくると書いてきた。どうしてここのベンチに来るとこの歌の情景が目に浮かぶのか不思議だ。どこで刷り込まれたんだろう?歌詞にベンチが登場する植木等のスーダラ節でも良さそうなものなのに。

この歌を知らない人のためにネットで探した歌詞と、その日本語訳を紹介しよう。この日本語訳はサイモンとガーファンクルが好きでコピーして歌っているという人のサイトから無断で持ってきてしまった。

Old friends
Old friends

Sat on their park bench
Like bookends
A newspaper blown through the grass
Falls on the round toes
Of the high shoes
Of the old friends

  オールドフレンズ
  公園のベンチの両端にすわっている二人の老人・・
  その姿は、まるでブックエンドみたいに見える
  捨てられた新聞紙が、風に吹かれて芝の上を舞い、
  彼らの丸い革靴のつま先にからみつく

*******************************************
Old friends
Winter companions
The old men
Lost in their overcoats
Waiting for the sunset

  オールドフレンズ
  残り少ない日々を共にする仲間たち
  コートにくるまったまま
  日が沈むのを待っている

The sounds of the city
Sifting through the trees
Settle like dust
On the shoulders
Of the old friends

  町のざわめきが木々の間から漏れて
  ホコリのように彼らの肩の上につもる

Can you imagine us years from today
Sharing a park bench quietly?
How terribly strange to be seventy

  僕らもいつかああやって、ベンチで静かに
  最後の季節を迎えるようになるのか?
  70歳になった自分なんて、想像出来るもんか

*******************************************
Old friends
Memory brushes the same years
Silently sharing the same fear...

  オールドフレンズ
  「思い返せば、あっという間だったな・・」
  「ああ、お迎えももうすぐさ・・」

******歌詞と日本語訳はここまで****************

まさかお迎えももうすぐさ・・・と訳されるとは思わなかった。

お約束の太陽写しこみ
落ち葉の絨毯を歩いて行く
森のフラダンサーもそろそろ冬の装いか?
北斜面ではもう太陽は隠れようとしている


デジカメ時計=15時29分

ベンチの手前の白いのは霜柱
今日のレンズはシグマの18〜200mmレンズ。マクロ機能は無い。

やっぱりマクロレンズが欲しいな〜。
この季節は花も何も無い。ただ落ち葉の斜面。
駐車場に戻ってきた。来たときには数台の先客の車が有ったが今は私の車のみ。


デジカメ時計=16時1分

昼から平日の人の少ない皿ヶ嶺をのんびり歩けて良かった。


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