今日は2月29日。4年に1回めぐってくる不思議な日である。こんな特別な日は休日にしたらどうでしょかと野田君に言ってみるノダ(-_-;) 確か昨日の夕方のNHKの天気予報では今日の天気は曇りのち雨になっていたような気がするが目が覚めたら晴れている。一昨日は天気が良いので皿ヶ嶺に行こうとしたら用事が出来て行けなかった。今日は行くぞと宣言して出かける。天気予報はまた夜は冷え込んで四国にも雪が降ると言っていたが皿ヶ嶺に向かっていっても白くなってなくて雪が降ったようには見えない。皿ヶ嶺には少ししか降らなかったようだ。 上林集落の下のほうから見たときは皿ヶ嶺の中腹に横に白く雲がたなびいて良い感じだった。どこか適当な場所で車を停めて写そうかと思っていたが、適当な場所が無くてそのまま走り続けていると、横にたなびいていた雲がどんどん成長して次第に皿ヶ嶺を覆い隠すようになってしまった。しかし皿ヶ嶺以外の上空は青空。これはあの雲もすぐに消えることを期待して走って行く。
道路にはわずかの新雪があるが速度を落として走り特に問題も無く水の元に到着。
私がフキノトウを写していると上のほうで男性がうろうろしている。何が有るんですか?と尋ねるとフキノトウだと言う。近づいてみると左手に持ったナイロン袋の中にはフキノトウが10個ぐらい入っているように見える。あそこに一個有るけど、あれは写真撮影用に採らずに残しておいて下さいねとお願いする。絶滅危惧種の貴重な花なら採るな!と言うと思うけど、そこらじゅうに出てくるフキノトウなのでそこまでは言えない。 フキノトウおじさんは「ここへは度々来るんですか?」と聞いてくるので、年末に定年退職してヒマになったので毎週1回は来ていますと答える。確かにこれまでの山行記で確認すると今日で皿ヶ嶺は今年早くも9回目だ。他にすること無いんかい!と言われても無いのである(-_-;) フキノトウおじさんの気をつけての言葉に見送られて歩き出す。
天気も良いし風も無いのでここでランチにしよう。準備をしていると男性が一人上がってきた。顔を見るといつもの顔だ。皿ヶ嶺で何回も会っているのに名前が分からない。一度は聞いたと思うんだけどすぐに忘れる。要は覚える気が無いのである(-_-;) 上林峠から来たが頭上から落ちてくる雫がすごかったとのこと。 この人と話をしながらランチタイム。今日は天気が良いのに意外と少ないねーと言われる。皿ヶ嶺のアイドルも見なかったと言う。確かに私がここに来るまでに会ったのはフキノトウおじさんだけで、しかもこの人の目的は山ではない。 山頂広場には山の分教場のようにベンチやテーブルセットが出来ている。太陽に背を向けて座っているとポカポカと気持ちが良い。 話題がカメラの話になり、フィルムカメラもキャノンの初期のデジタル一眼レフも持っているけど、今はこれしか使わないと見せてくれたのはキャノンのコンデジ。山行記録で写すなら今はコンデジで十分ですね。今度は私の60Dに気づいて、これはモニターの角度が変えられるやつだねみたいな話になり、今日風穴で写したフキノトウの座布団写真を自慢げに見せる。
普通ならこのまま帰るんだけど、先ほどの植林帯の中の林道を歩いて登山靴がドロドロになってしまった。珍しくここで靴とスパッツの汚れを落としてから車に乗せる。 最初にも書いたけど明日から弥生三月花のシーズンの始まりですね。早くマクロレンズを使いたくてうずうずしているのだ。 一人でお出かけに戻る TOPに戻る これまでの皿ヶ嶺山行記 |