今日は2月29日。4年に1回めぐってくる不思議な日である。こんな特別な日は休日にしたらどうでしょかと野田君に言ってみるノダ(-_-;)

確か昨日の夕方のNHKの天気予報では今日の天気は曇りのち雨になっていたような気がするが目が覚めたら晴れている。一昨日は天気が良いので皿ヶ嶺に行こうとしたら用事が出来て行けなかった。今日は行くぞと宣言して出かける。天気予報はまた夜は冷え込んで四国にも雪が降ると言っていたが皿ヶ嶺に向かっていっても白くなってなくて雪が降ったようには見えない。皿ヶ嶺には少ししか降らなかったようだ。

上林集落の下のほうから見たときは皿ヶ嶺の中腹に横に白く雲がたなびいて良い感じだった。どこか適当な場所で車を停めて写そうかと思っていたが、適当な場所が無くてそのまま走り続けていると、横にたなびいていた雲がどんどん成長して次第に皿ヶ嶺を覆い隠すようになってしまった。しかし皿ヶ嶺以外の上空は青空。これはあの雲もすぐに消えることを期待して走って行く。
道路を走っていると光芒が見えた。わざわざ車から降りて写してみる
こんな感じ

道路にはわずかの新雪があるが速度を落として走り特に問題も無く水の元に到着。

準備が出来たら出発。風穴経由で登って行く。


デジカメ時計=10時03分
お花畑はまた雪に隠れてしまった。明日から弥生三月。この雪が解けたら少しずつ花の芽も出てくるでしょう。
林道に出会ったところの雪はこんな感じ。これだけ雪があるとノーマルタイヤでは無理だろうな〜
風穴の広場


デジカメ時計=10時19分
トイレから出てまず目指すのはこの前も写したフキノトウ
上のと同じ個体を座布団写真で


今日のお気に入りの一枚

私がフキノトウを写していると上のほうで男性がうろうろしている。何が有るんですか?と尋ねるとフキノトウだと言う。近づいてみると左手に持ったナイロン袋の中にはフキノトウが10個ぐらい入っているように見える。あそこに一個有るけど、あれは写真撮影用に採らずに残しておいて下さいねとお願いする。絶滅危惧種の貴重な花なら採るな!と言うと思うけど、そこらじゅうに出てくるフキノトウなのでそこまでは言えない。

フキノトウおじさんは「ここへは度々来るんですか?」と聞いてくるので、年末に定年退職してヒマになったので毎週1回は来ていますと答える。確かにこれまでの山行記で確認すると今日で皿ヶ嶺は今年早くも9回目だ。他にすること無いんかい!と言われても無いのである(-_-;) フキノトウおじさんの気をつけての言葉に見送られて歩き出す。

久しぶりに中をのぞいてみる


デジカメ時計=10時37分
このあたりの登山道の雪はいったん消えていたはずだが昨夜の雪でまた少し白くなっている
登山道途中に大きな岩があり、その上が平らになっていてまるでテーブルのようになっている。そのテーブルの上に積もった雪。高い木の枝から雫が落ちて表面がぼこぼこになっている。
そうそうこの写真を見て思い出した。私自身や60Dにも木の枝から雫が降りかかるので60Dに出来るだけ当たらないように腕で覆って歩いて行く。
雲海が見える。こんなことは非常に珍しいような気がする。
隣のトトロのようにも見える岩
右側の直登コースから行ってみよう


デジカメ時計=10時51分
上のほうの雪が融けてその水が樹肌を流れ落ちているのが春らしいと思って写す


ところで雪はたいしたことないと思って滑り止めを着けずに歩いていたら2〜3回は足が滑って手をついてしまった。転ぶほどじゃないけどやはり雪道は注意が必要です。ちなみに滑り止めは車に乗せたままで持ってきていません。
どうしても気になるこの雲海。川内から西は晴天だが桜三里よりも東側は雲海の下ということになる。今日は松山付近はこんなに晴れているけど丹原方面は曇り空なのかな?
無意味に太陽を写しこむ写真は私のレポートに欠かせません。これが楽しみと言う固定ファンも居ると思う(-_-;)
尾根に上がる前に少し平坦になる場所がある
風穴から上がるコースには雪の後に白蛇が一匹現れるが、このコースには2匹並んで現れる
登山道には先行者一人の足跡が続く
十字峠


デジカメ時計=11時25分
山頂に向かって歩くとどうしても太陽が写りこんでしまうのだ(-_-;)
山頂到着。先客無し。山頂の温度計は8度を示している。


デジカメ時計=11時39分

天気も良いし風も無いのでここでランチにしよう。準備をしていると男性が一人上がってきた。顔を見るといつもの顔だ。皿ヶ嶺で何回も会っているのに名前が分からない。一度は聞いたと思うんだけどすぐに忘れる。要は覚える気が無いのである(-_-;) 上林峠から来たが頭上から落ちてくる雫がすごかったとのこと。

この人と話をしながらランチタイム。今日は天気が良いのに意外と少ないねーと言われる。皿ヶ嶺のアイドルも見なかったと言う。確かに私がここに来るまでに会ったのはフキノトウおじさんだけで、しかもこの人の目的は山ではない。

山頂広場には山の分教場のようにベンチやテーブルセットが出来ている。太陽に背を向けて座っているとポカポカと気持ちが良い。

話題がカメラの話になり、フィルムカメラもキャノンの初期のデジタル一眼レフも持っているけど、今はこれしか使わないと見せてくれたのはキャノンのコンデジ。山行記録で写すなら今はコンデジで十分ですね。今度は私の60Dに気づいて、これはモニターの角度が変えられるやつだねみたいな話になり、今日風穴で写したフキノトウの座布団写真を自慢げに見せる。

ランチタイムも終われば出発


デジカメ時計=12時13分
竜神平に向かって下りて行くと木の隙間から石鎚が見える
石鎚の山頂付近は霧氷も無く岩がゴツゴツと露出しているように見える。今日石鎚に行った人は天気は良いけど霧氷が無くてガッカリだねと言いながら歩いているんだろうな〜。
無意味な逆光写真は何回でも・・・


こんな写真からでも春を感じるでしょう
竜神平に到着


デジカメ時計=12時34分
もしかしたら小屋の中に見慣れた顔があるかもと思ってドアの前まで行って見たが鍵がかかっていた
上林峠に向かう。先行者の足跡は二人分。上林峠方面に向かう足跡と、逆方向の足跡。この足跡は先ほど山頂で話した人のものだな。
樹林帯の中の登山道の様子
尾根の登山道との合流点に到着

上林峠方面に向かっていると思っていた足跡はここで左折して風穴方面に向かっている


デジカメ時計=12時50分
上林峠に向かう登山道

天気も良くて快適
霧氷が無いけど今日は最初から霧氷なんか期待して無い
ベンチの雪もごく僅か
陳ケ森
上林峠に到着


デジカメ時計=13時23分
このコースの難所に到着。ここで体のバランスを崩せば谷側に転落です。滑り止めを着けてないのでロープを持ちながら慎重に通過する。
どうしても気になる雲海

桜三里よりも東側の東予地方はすっかり雲海に隠れているように見える。このような光景はあまり見たことが無い。
天狗の庭も雪の下
そこを過ぎると植林の中を歩いて行く。ここまで下りると登山道ではなく作業用の林道に変わっているが、足元は雪が融けてぬかるんだ土になっている。出来るだけ靴を汚さないようにと足元を見ながら歩くんだが結局は何の効果も無かった。
水の元に戻ってきた
トイレは凍結を理由に使用禁止です(水洗トイレです)


デジカメ時計=14時1分

普通ならこのまま帰るんだけど、先ほどの植林帯の中の林道を歩いて登山靴がドロドロになってしまった。珍しくここで靴とスパッツの汚れを落としてから車に乗せる。

最初にも書いたけど明日から弥生三月花のシーズンの始まりですね。早くマクロレンズを使いたくてうずうずしているのだ。


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