佐川町でバイカオウレンを見たら次は桑田山の雪割桜。桑田山がどこに有るのかは全く知らないが、山行会の良いところはどこに行くのか知らなくてもバスを降りたら目的地だということだ。バスの中で矢野さんが雪割桜の説明をしている。それによるとこの桜は松山の椿神社の彼岸桜を持ち帰った人がここに3本挿し木して生き残った1本を少しずつ増やしていって今では見物人が大勢来るほどの規模になったと言う。

どこをどう走っているのか分からないままバスは細い山道に入っていった。バスの中からは桜の木がいっぱい見えるがどれもまだほとんど花をつけていない。ネット情報でも今年は遅れているということだが目の前の桜はまさにその状態。しかし、ある意味この状況だからマイクロバスで上がって来られた。まだ花見の時期ではないとの情報があふれているためか他に見物人の車が無いのである。満開の頃にマイクロバスで来たら進むことも出来ずお手上げだっただろう。下のほうから雪割桜まで歩いて上がらなければ到達しなかったかも知れない。歩くんだったらもう桜は見に行かないとごねる人も出そうだ。それほど離合困難の細い道だった。

バスが停まったのはこの地区の集会所の前。バスの左に見えるのは公衆トイレだ。トイレを設置しなければいけないほど見物人が来るということだな。


デジカメ時計=9時58分
これは集会所のすぐ横に咲いていた桜。まず写しやすい花を写すのは鉄則である。

私が集会所の横の写しやすい桜を写して場所を移動していると即売所に山行会のメンバーが何人も固まっている。何が有るの?と寄って行くと文旦が4個で200円。安い! 珍しく私も一袋買った。これで今日のお土産が出来た。十数人がここの文旦を買ったようだ。文旦をバスに乗せたら上の写真のバスの左に見える桜の園に上がってみる。

皆さん咲いているわずかの花を見つけては写している
よく花の咲いている枝を選んで写す
私が200円の文旦を買ったのとは別の店から上がってくるさくら山行会の昔乙女
雪割桜の看板
その看板のすぐ右側にまばらに菜の花が咲いている。菜の花を前景に春を写してみました。

この写真でも咲いている桜は一輪、二輪?
桜の園でくつろぐ昔乙女たち

今日時点で雪割桜はまだほとんど咲いて無い。これから花の盛りを迎えるのだ。それに対してその下にいるのはいつが盛りだったのか思い出すことも困難なうば桜(-_-;)
青空と緑をバックに

山行会の長老が地元の人からこんな話を聞いてきた。この地区のある人が何十年も前に自転車で松山まで行って椿神社の桜の枝を分けてもらい、その枝を大根に挿して持ち帰ったとのこと。そしてその持ち帰った本人はまだ元気に生きていると。

まだ2〜3分咲きで花見とは言い難いが、それが幸いして我々だけで桜の園を独占出来てよかった。


       横倉山に行く




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