この前、皿ヶ嶺の水の元で会った人から、東温アルプスガイドを見ながら白猪の滝から石墨山に行ってきたけど、白猪の滝の上の道が酷かった。何とかしてほしいと直訴された。実は白猪の滝の上の登山道が酷いと言う話は他にも2、3人から直接聞いているし、ネット上の書き込みでも見ている。なんとかしたいとは思うが、登山道の整備となると機動力と人海作戦が必要で、私一人ではどうしようも無い。しかし、どんなに酷いか自分の目で確認したいと言う思いも有る。今日はとりあえず武器を片手に一人で行って、本当にこれが邪魔になって前に進めないというような障害物が有れば出来る範囲で片づけてみよう。

白猪の滝駐車場に車を停めて白猪の滝方面に向かう。堰堤の水量はたったこれだけだけど、田植えの始まったこの時期は堰堤の上流で農業用に取水されているのが分かっているので滝の水量は普通に有るはず。
堰堤を見下ろす斜面にはシャクナゲが植栽されてきれいに咲いている
無理に太陽を写し込む
白猪峠に向かう登山道の入口はココ。遊歩道の手前数十mのところに踏み跡と赤テープが有る。
アオテンナンショウ


この前皿ヶ嶺の下の方から歩いた時に、これとよく似たテンナンショウが有り、何テンナンショウかネットで調べて、この髭のようなものがついているのはアオテンナンショウだと学習したのだ
ヤブレガサ

風穴からの登山道沿いに群生しているのはニシノヤマタイミンガサ。私は数年前まではあれをヤブレガサと書きまくってきたが、それは違う! と指摘された。ヤブレガサは葉っぱの切れ込みが中心に向かって均等に入っている。風穴付近で群生しているニシノヤマタイミンガサは切れ込みが均等ではない。
ナルコユリ???

花があんなに固まってついていたかな?
ヤブレガサの群生
ユキザサを座布団写真で
ナベワリも咲いている
真っ赤な標識がぶら下がっている。↓滝口と書かれているのが見えるだろうか?ここから斜面を降りて行けば白猪の滝の上段の滝の上に出るのだ。帰りはこのコースを行ってみる。
川が見えてきた。ここで川を渡らないといけない。とりあえず河原に降りてコンビニのおにぎりを食べよう。
河原から上流を写した。ここはアルファベットのYの字の下の棒の位置にいると言えば良いのかな?左右から小さな川が流れてきてここで1本に合流する。白猪峠に向かう登山道は向かって右の川を渡らないといけない。
ここから上がるんだよと赤テープもついている
上がったらすぐに右の川を渡る。赤テープあり。

白猪の滝の上が酷いと言うのは、ここから先のことを言っていると思うが、私が見たところそんなに酷いとは思えない。それに既に誰かが登山道脇から出てくる枝や登山道に出ているカヤを刈った跡が見える。さくら山行会がやってくれないならワシがやるわ!と言う人がいるようだ。私はもしかしたら藪になってしまっているところが有れば一人では太刀打ち出来んな〜と予想していたのだが、案外スムーズに進める。これなら何もしなくても歩けると思ったが、せっかく武器を持ってきたので適当に周囲の枝を切りながら進んでいく。

余裕が出来たのでこんなピンクの花も写す。ちょっと来るタイミングが遅かったようだ。1週間前に来ていれば綺麗な状態だったと思われる。この花を写すために手前にあった小さな雑木を切り取った。そうでないと枝越しに写すような状況だったのだ。
かなり上に上がったころにアワコバイモの実を発見
白猪谷の分岐の標識まで上がってきた
法師山
んんん???

タカネハンショウヅルの蕾?
ネットで調べると花期は9月になっているけど今は5月。これは何?
福見山、明神ヶ森は分かるけど、それ以外の山は分からん


これを写したら来た道を戻る。上がるときと降りるときとでは登山道にかかる枝などの障害物も違って見えるのでそれを適当に切り払う。
花付きの良いユキザサ
もう1か所ピンクの花が有った。以前は川の上流の登山道沿いに3〜4か所有ったと思うが、植生が変わったために花が消えたのかな?以前は花の周囲にこんな藪は無かった。前は花のアップを撮影できたのに今は近づくことも出来ない。
マムシグサ?

葉っぱが斑入りだ。でもネットの写真を見るとマムシグサの斑入りは珍しくないように感じる。

本当に酷い藪だったら作業放棄して帰ろうと思っていたけど、既に誰かが切った後で比較的スムーズに歩けた。私も武器を振り回す快感にとりつかれて、少しだけ周囲の枝を切ってきた。このレポートを見てこのコースに興味を持った人は是非ここを歩いて石墨山に登ってください。歩く人が増えることで藪になるのも抑えられます。


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