今日は寒風山に行く。以前からネットでの情報で寒風山トンネル西口から上がるルートが有り、そこが面白そうで一度は行ってみたいと思っていたのだ。そしてつい最近のネット情報を見ると、ちょうど今がテバコマンテマと呼ばれる花の見頃のようなのだ。私はまだテバコマンテマの花を見たことが無いのでこれも見たい。つまり今日は登山コースと花と2つの初めてを体験しようと言う欲張りな計画なのだ。

この日のために普段は用意しないものを今日は3つ持っていく。まずヘッドランプ。普段はヘッドランプはザックに入れてないが今日は持っていく。理由は寒風山トンネル歩きのため。寒風山駐車場は高知県側に有るが今日の登山口は愛媛県側にある。つまり車を置いた場所からトンネルを歩いて抜けないといけないのだ。トンネル内は真っ暗だと思うのでヘッドランプが必須。次がサイクリング用に昔買ったけど使わずに袋に入ったままの反射テープ。これもトンネル歩きのときに運転手に発見されやすくするため。そして今日のコースの地図。エントツ山さんの掲示板にはるちゃんがGPSトラックログを貼り付けていたのでこれを利用させてもらう。

今朝は何故かお願いしたわけでもないのに弁当を作ってくれる。冷凍食品のおかず万歳!

西条から194号線を南下し新寒風山トンネルを抜けていったん道の駅木の香でトイレ休憩。そして旧194号線の狭くてくねくねした道を上がって寒風山駐車場に到着。先客の車と登山者あり。

サイクリング用の反射テープをズボンの裾に巻いてヘッドランプ装着したら準備完了。向こうの暗黒の空間に入っていく。


デジカメ時計=8時10分
トンネルに入って少し歩いたところでトンネル内を写す。私は照明のついてないトンネルは本当に真っ暗だと想像していたが意外と明るい。そしてトンネルの奥を見ると出口の光が見えている。
意外と明るいと書いたけど、真っ暗を想像していたのが真っ暗ではなかったので意外という意味。トンネルの両方の出口の光は常に見えているので暗闇恐怖症の人でも耐えられるだろう。ただし、トンネルの中央部分まで入ると足元は暗いのでヘッドランプまたは懐中電灯を用意していったほうが無難である。

せっかく反射テープまで用意していったのに結局車は一台も来なかった。
トンネルを出たらそこに登山口が有る。でも標識は無い。踏み跡が有るのでそこから入っていく。


デジカメ時計=8時23分

はっきりした踏み跡をたどり歩いて行くと水の流れていない小さな川に突き当たった。ここで何の疑問も持たずにこの小さな川をたどっていく。しかし次の踏み跡(登山道)が見当たらない。印刷してきたはるちゃんのトラックログでは左に行くようになっているので左へ左へと歩いて行くと登山道に出た。

ところが登山道に出たにもかかわらずいつの間にか登山道から外れて道が分からなくなった。地図では登山道は稜線を行くようになっているので稜線目指して急斜面を這い上がる。ここんところ簡単に書いているけど結構しんどかった。悪天候時なら遭難騒ぎかも(-_-;)

稜線目指して急斜面を這い上がる途中で見たイワタバコ。道に迷ったおかげで見ることが出来たのかも?

60Dは背中のザックの中。今ここで60Dを取り出す気分にはならない。まずは登山道を見つけるのが先だ。
ようやく稜線の登山道に出てほっとする


デジカメ時計=9時25分
無事に登山道に出たので60Dを取り出す。足元には見たことのない花が有る。高さはせいぜい5cm程度の木だ。草ではない。
寒風山での座布団写真第一号。



8月12日追加
ケアクシバ
上の写真のトリミング

皿ヶ嶺のモミジウリノキに雰囲気が似ている
シコクママコナが咲いている
シモツケソウ
見晴らしのいい場所に出た。伊予富士が見える。そして右奥の岩場が展望台のように見えたのであの岩の上に行ってみる。
この時点では伊予富士方面は青空だ
お約束の太陽ギラギラ写真
途中には何か所もロープが設置されている。ロープが無かったら普通の人はこのコースを上がれないでしょう。
シコクママコナは多かった。最盛期だったのかな?
伊予富士を大きなサイズで
 初めて見るけどネットで予習していたので見た瞬間に分かった花

チャボツメレンゲ
ミヤマカラマツ?
初めての道なのでこんな小さな標識でも心強い
  ここはネットに書かれていたお花畑かな?
皿ヶ嶺でさんざん見ているけど寒風山では初めて?
写しやすい場所に咲く花はつい写してしまう(-_-;)
上の写真をアップした理由はコレ


後方2回転3回ひねりで着地する瞬間だったのだ
皿ヶ嶺でも見たことが有るような無いような・・・

こんな小さな花を写す時は息を止めているのでシャッターを切る瞬間は酸欠寸前状態
 

岩場に見たことのない白い花が有る。おおお!これか。今日の目的の花のテバコマンテマ。

まずは60Dで状況写真
Kiss+100mmマクロで

おいわさん、何も重たいデジ一を2台持ってこなくても60D1台とレンズ2本持って来れば良いじゃないと思う人も居るでしょう。ごもっともです。でも私はアウトドアでレンズ交換するのが怖いんです。交換時にレンズを落としてコロコロ転がって回収不能となった現場をモロに目撃したことも有るので。今のところはデジ一2台持って歩いてもそんなにキツイとは思ってないので当分はこのスタイルで歩きます。でも皿ヶ嶺の常連さんからはそんなことが出来るのも65歳までだよ。65歳過ぎたらコンデジしか持てんよと宣告されています。それまであと5年頑張ります(-_-;)

 
フシグロセンノウ

  ツルギハナウド

 
この写真を写した理由は、ここにオタカラコウ、ナンゴククガイソウ、シモツケソウ、シコクフウロ、ミヤマノダケの5種類の花が咲いていてミニお花畑になっていたから。でもこの写真では分かりにくいね。


タマガワホトトギス
 
伊予富士をバックにナンゴククガイソウ

アキチョウジが咲いている。もう立秋を過ぎたから秋の花が咲いていても良いのだ。
タマガワホトトギス
見晴らし台に出た

伊予富士上空は曇っている
そこから見上げる大岩

この場所は一度来た記憶が有るぞと思ったら、去年オオヤマレンゲを見るために裏寒風コースを上がり途中でわざわざ寄り道した場所だ。ただ去年はガスが出てこの景色は見ていない。
登山道脇にホツツジが咲いている。この花は寒風山でしか見たことが無かったが、この前さくら山行会で蒜山に行ったときに蒜山にも咲くのを見てきた。
ホツツジの花
タカネオトギリを座布団写真で
山頂直前の稜線に出た


デジカメ時計=12時24分
木の葉が無くてぽっかりとあいたところから出てきたのだ。小さな標識もぶら下がっている。
右奥の寒風山の山頂に人がいるのが見える

山頂に向かっていると歩いてきたのは母親と小学生ぐらいの男の子だった。思わず「えらいねー」と子供に声をかけてしまった。

寒風山山頂


デジカメ時計=12時37分

登山口から4時間14分。意外と時間がかかった。私は12時には山頂に立っていると予想していたのだが。
さっきすれ違った母子が桑瀬峠に向いて降りている

誰もいない山頂で弁当を食べる。弁当を食べたら帰る。


     続く




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