この前の日曜日の20日は白猪の滝に空手の寒稽古を見に行ったが、ネットのレポートを見ていると同じ日に皿ヶ嶺には大勢が来ていたようだ。今日は特に理由も無いけど皿ヶ嶺に行く。いつもよりも早く起きて準備をしていると妻が「魂胆が見え見えやね」と言う。そうです。今日も娘を送っていくことを理由に山に行くんです。

松山市内の高校まで送って行ったら皿ヶ嶺に向かう。途中のコンビニでランチ用のサンドイッチを買う。コンビニを出て皿ヶ嶺に向かうが山の上の方は霧氷で白くなっているのが見える。

鉄塔のヘアピンカーブまで来たが、道路に雪は全くない。行けるところまで行って、最悪は広い路肩に駐車するつもりで走っていく。途中、工事現場でユンボが道をふさいでいる。道路を一部だけ広げているようだ。水の元まで2車線にしろなんて無茶は言わないが、離合(退避)可能な場所が少しでも増えるのは有難い。その工事現場の写真を撮ろうと車から降りて後部座席のザックからデジカメを出そうとするとユンボの運転手が何か言っている。運転手を見ると何か身振り手振りでこっち来いと言っているようだが、あんたが道をふさいどるやん!と思ったら向こうの方にユンボを移動させてくれた。

どこまで行けるかなと思いながら走っていたが、何の問題も無く水の元まで来てしまった。道路には全く雪も無いし、もしかしたら風穴まで車で行けるかな?とも思ったが、その先のカーブを曲がった途端に凍結していてスリップ!と言うのもイヤなので今日はここに車を停めよう。これは嬉しい誤算だ。もっと下から歩くことを覚悟して来ていたんだから、水の元から歩けるなら万歳!である。

出発時のメモ写真

見ての通り全く雪は無い。
分かりにくいけど稜線には霧氷が見える。


デジカメ時計=8時59分
ここから風穴に向かう。お花畑になる場所は今はこんな感じ。
風穴に向かう道路は白くなっているが凍結しているわけではないので4WDでなくても走れそう
風穴の駐車場には先客の車無し


デジカメ時計=9時15分
風穴の周囲の様子
いろいろな花が咲く斜面は今は茶色の落ち葉に埋もれている

登山道の少しの雪は登山者に踏み固められ、それが融けて再び凍結しているので滑りやすくなっている。少し足が滑ったところでホームセンターで買った滑り止めを付ける。

ここの分岐から直登コースを行く


デジカメ時計=9時40分
ロープが張られているが、これはここが道だよと教えるためのロープ。体重をかけるロープではない。
おっ、良いもの見つけた。植物が地面から吸い上げた水が茎から染み出して凍っている。
稜線が近付くと霧氷が見えてくる
 
ヒノキの葉に着いた霧氷
少し青空も見えてこのまま晴れあがってくれたら良いんだが
十字峠


デジカメ時計=10時25分
山頂到着。先客なし。


デジカメ時計=10時40分
晴れていたらもう少し山頂で休もうと思っていたが、晴れる気配も無いし寒いので愛大小屋に行こう。


気温=1℃
石鎚ビューポイントから石鎚方面。当然見えない。

頭上から霧氷が次々と落下してくる。落下する霧氷を写そうと悪戦苦闘したが結局まともな写真は撮れなかった。

春になればクロフネサイシンが咲く木の又の部分に積もった霧氷の欠片
去年皿ヶ嶺のアイドルとここを歩いた時Nさんはロープを使わず迂回して歩いていた。私も同じことをしよう。アイゼンや滑り止めについている金具が木の根を傷めつけてしまう。
竜神平が見えてきた


デジカメ時計=11時4分

ランチを食べようと愛大小屋に入るが誰も居ない。私が水の元で準備をしているときに歩いて出発していった人が一人。そして車で通過した人が居たので、その人が小屋に居るかもと思っていたが、小屋には入らなかったか、またはここでの休憩がとっくに終わって出発していったか。

コンビニのサンドイッチを食べたら出発。

出発前のメモ写真


デジカメ時計=11時16分
上林峠に向かうが樹林帯に入る前に山頂方面を振り返る
ここは樹林帯の中
そして稜線の縦走路に出会う。ここを右折して上林峠に向かう。
上林峠方面に向かう登山道は霧氷のトンネルになっているが霧氷がどんどん落ちている
木の枝に引っかかっているヤマアジサイ?ツルアジサイ?

以前は何でもかんでもヤマアジサイと書いていたが、他の人のレポートを見ていたらツルアジサイと書かれていて、あっ、そうか! と思ったのだ。こんな光景を見かけたときに周囲を見渡してもヤマアジサイの株なんか見えないのでなんでヤマアジサイがこんなところに?と不思議に思ったことが何回も有るのだ。
上林峠に降りる階段。標高の高いところではまだ霧氷が残っている。
階段に積もっているのは雪よりも霧氷の欠片の方が多いように見える
陣ヶ森ビューポイントから
上林峠

見ての通り、ここまで降りると霧氷は皆無


デジカメ時計=11時52分
登山道の下の斜面は氷の滑り台
ロープの設置場所は慎重に通過

階段を降りたら林道に出会う。ここで滑り止めを外す。

天狗の庭に降りる登山道。さっき滑り止めを外したことを少しだけ後悔。ここも登山者に踏み固められた雪が滑りやすい。滑りやすい雪を避けて土の上を歩いて行く。
花の咲くころは花ばかり探しているのでこんなものに注意が向かない。よく見れば不思議な光景だ。大木が大きな岩の上に立っていて、木の根が岩の表面を伝って地面に伸びている。
ここに花が咲き始めるのはまだ2ヶ月先のことだ
この木も岩の上に立っている
登山道を歩いていると鮮やかな黄色のものが見えた。登山道から外れて見に行くとキノコだ。これが食用になるならすぐに取って帰るけど訳の分からんキノコは危ない。
水の元に到着


デジカメ時計=12時39分

これなら1時半までには家に帰れる

今日は霧氷はイマイチ、天気もすっきりしなかったが静かにのんびり歩けて良かった。

ところで今日は水の元まで車で上がれたが、この季節にここまで上がれるのは珍しいことです。水の元まで車で行けると思い込まずに道路状況を見て判断してください。


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