今日はさくら山行会の月1回の山行日。行先は石鎚だ。しかも面河から標高差1000m以上を上がると言うハードコース。ただし今日は面河から上がる班と、土小屋から上がる班の2つの班に分かれて行動する。私は当然のように面河コースだ。でも当然のようにと書いたけど、それはいつまで書けることなんだろうか?

川内支所出発が6時になっているのでそれに間に合うように我が家を出て川内支所に向かう。もうコンビニには寄らない。この時間に行っても配送の時間の関係か弁当の在庫が極端に少ないことが分かってきたのだ。支所に到着すると既に大勢の山行会メンバーがバスを待っている。そして会長さんの話では今日は参加希望者が多くてマイクロバスに乗りきれずワゴン車が1台一緒について来るということだ。

6時にマイクロバス+ワゴン車が出発。キャンセルした人が一人いるということで補助シートが1つ使われなかっただけの満員御礼状態。三坂峠手前のコンビニに寄ってもらい弁当を買う。あとは美川の道の駅にトイレ休憩で立ち寄ったらスカイライン入口の駐車場を目指す。

スカイライン入口の駐車場で面河コースの班はバスを降りて出発準備


デジカメ時計=7時45分
出発準備が出来たら面河渓谷の一番奥に有る登山口を目指す


デジカメ時計=7時50分
渓谷沿いの遊歩道に入ったが通行止め標識が出ていたので一般道を歩いて面河渓谷に入る。天気は晴れ。昨日は雨だったのに今日の天気予報は晴れだったので山行中止の連絡は無かった。天気予報エライ!
なんとかウツギ?
道端にモミジウリノキの花。んんん??? いやモミジウリノキではない。葉っぱの形が違う。と言うことはこれはウリノキだな。初めて見た。
昼間なら観光客が水辺で遊んでいる河原もこの時間は誰もいない


デジカメ時計=8時15分
渓泉亭を過ぎ、橋を渡ったら面河渓谷遊歩道の雰囲気になってきた
渓谷の遊歩道を歩く感じが良いですね。でもこの気持ちの良い遊歩道の終点から地獄の登りが始まるんです(-_-;)
右手に面河渓谷を眺めながら歩く
一瞬のかすかな光芒も見逃さない(-_-;)
先ほどウリノキを写した時に葉っぱを写してなかったと後になって気付いた。目の前にウリノキがある。皿ヶ嶺でよく見るモミジウリノキとは明らかに葉っぱの形が違うでしょう?
上熊渕

遊歩道からは写せなかったので遊歩道から外れて撮影。でも足元の岩は昨日の雨で濡れていて滑らないように注意して歩く。ここで滑ったら登山口に到着する前に脱落どころか、渕に落ちてしまえば命も危ない。
私はトロトロ写真を写しながら最後尾を歩いていたので他のメンバーからかなり離れてしまった。しかし面河の登山口まで行けば必ず誰かは居るだろうと思っていたが、登山口には誰もいない。すると奥の方から声が聞こえる。どうやら登山口を行き過ぎて奥の水呑獅子を見物しているようだ。

でも水呑獅子の看板は有るのだが、どれが水呑獅子なんだろう?
小休止が終われば引き返して登山口に入る。すぐ上の方に鳥居が立っている。ここから石鎚が見える尾根に出るまではひたすら登りが続く。しかも石の階段部分も有り、その石の階段が昨日の雨で濡れていて滑りやすい。


デジカメ時計=8時47分
スカイライン入口から約1時間
登山道は原生林の中を行く。巨木も多い。
山頂まで6750m/4時間2分と書かれた標識の場所で小休止。手作りゼリーが回ってくる。

この標識の4時間2分の2分て何だろうねという話題になるが、この標識を発注した人が実際に歩いた時の実測値ではないかと推測。


デジカメ時計=9時7分
立木と倒木が絡み合い、不思議なオブジェのようになっている
原始の森は枯れ木も巨大だ
奥深く入っても石の階段は有る。まだまだ先は長い。濡れた階段で転んで怪我しないように。
巨木だらけの原生林。これは皿ヶ嶺では見られない景色だ。
ギンリョウソウ発見。コンデジで撮影。
晴れて良かった。天気が悪かったらこんな深い森は陰鬱な雰囲気に感じるだろう。それが良いんだと主張する人もいるとは思いますが、私は晴れて良かったと主張します。
大きな倒木が登山道をふさいでいる。倒木にはロープも掛けられているし、足の置き場となるステップも切られているのでそこを越えるが、倒木の上に上がった途端に「えー、足が届かん!」と悲鳴を上げる昔乙女もいる。行列の後の方の人は先に渡った人のアドバイスで左に回って倒木を迂回するようにして行く。
おっ、コケイランが咲いている
ようやく霧が迫(きりがさこ)に到着。登山口を出発してから初めての水場。岩の下から水が湧きだしている。ここまで来ればキツイ行程は間もなく終わりと言うことになる。


デジカメ時計=10時17分
登山口から1時間30分
水場の横には「山頂まで5400m/3時間10分」の標識が立っている。


霧が迫という地名は面河コースの山行レポートには必ず登場するような重要スポットだが地名の標識が立っている訳ではない。この標識の立っている場所が霧が迫である。
私が両手を広げた幅よりも大きな直径の巨木の跡。そう言えばこれを見る直前に巨大な倒木を左に見ながら歩いてきた。あの巨大倒木はこの株から倒れたのに違いない。
水滴のいっぱい付いたキノコ。サルノコシカケ?
やっと石鎚の見える尾根に出た。ここからは右手に石鎚を見ながら歩くことになる。


デジカメ時計=10時43分
登山口から2時間弱
その場所からズームイン


この位置から正面に見えるのは南尖峰だ。天狗岳は樹木に隠れて見えにくい。
少し歩いたら南尖峰から天狗岳そして弥山も見えるようになる
太い木の株が倒木を支えている。こんなにうまく乗るものなのか?
筋模様がきれいな倒木をくぐる
私は先ほどの石鎚の見える尾根に出た後は、ずっと木の隙間から石鎚を見ながら歩けるという先入観が有ったが、どうやらそれは間違っていたようだ。樹林帯の中で石鎚が全く見えないところも通る。
木の隙間から石鎚を見ながら小休止
定期的にボランティアの手によって登山道が整備されているため藪漕ぎするような場面は無い。ここもスズタケが綺麗に切られている。
山頂まで4050m/2時間20分の標識通過


デジカメ時計=11時13分
御来光の滝が見えるという声が聞こえた
上の写真のトリミング
ズームイン
ギンリョウソウを今度はコンデジではなく60Dで写す
私の記憶がいかにいい加減なものだったかがよく分かる。私は尾根に出たら石鎚を眺めながらゆるやかな登りがだらだらと続くものと思い込んでいた。しかし久しぶりに歩いてみて分かったことはアップダウンも有るし、石鎚がずっと見えている訳ではない。
ほぼ中央に真っ直ぐ下に落ちているのが中沢かな?と思いながら写していたが、あとでこの真っ直ぐに落ちているのは南沢だと分かった。
岩場にホースがぶら下がっていてホースの先から水が流れ出ている。この水を飲んだりペットボトルに入れる人がいるが私は飲まない。非常時には利用するかも知れないが、まだ十分に手持ちの水分は有る。それにピロリ菌も気になるし(-_-;)
前の方から(愛大小屋に)着いたよ〜との声が聞こえた。あれっ、と言うことは御来光の滝への降り口を行き過ぎてしまったのかな?その場で回れ右をしたらすぐ向こうに登山道がえぐれているのと赤テープが見えた。ここが御来光の滝への降り口だな。


デジカメ時計=12時5分
愛大小屋


ここでランチとコーヒータイム
愛大小屋から見る石鎚
オリンパスのコンデジTG−2の遊び機能でこんな特殊撮影が出来る。

空中に浮遊する石鎚

愛大小屋の周囲にはベンチやテントサイトも有るので今日の参加者は好きな場所に座って弁当を食べる。もちろん小屋の中で食べる人も居る。私も小屋のすぐ近くのベンチに座ってコンビニ弁当。

さっさと弁当を食べたらデジカメ持って石鎚を写す。弥山には登山者が何人も見えるがあの中に山行会の土小屋班はいるのかな?
上の写真の右上部分の等倍画像
変な色がにじんでいるが、これが雑誌でよく書かれているなんとか収差と言われるものかな?
でも等倍で見ることなんか有り得ないので問題なし。


ちょっとカメラ雑誌の実写レポートみたいになってしまった
御来光の滝から石鎚に這い上がるコースとして南沢、中沢、西沢などが有ることをネット情報で知った。ネットのレポートを見ると紅葉時期は素晴らしい絶景のようだが一人で行くのは危険すぎる。でももしかしたら行ける機会が有るかも。その時のためにコースを把握しようとその辺らしき場所を写すが、樹木に覆われてどこを行けば良いのかが分からない。このコースの参考写真を撮ろうと思ったら、葉っぱの無い秋か早春を狙わないといけないな。
空中浮遊の南尖峰と墓場尾根
足元にこんな小さな花を見つけた。クルマムグラに雰囲気は似ているが葉っぱは4枚
もう一枚

花はとても小さい。2mm有るか無いか。
矢野カフェオープン準備中。向こうの三角形の山は岩黒山。

弁当を食べている時に「中沢が・・・」という昔乙女の会話が聞こえていたのが気になっていた。それで矢野カフェのコーヒーカップを持って昔乙女の会話に割り込み「中沢を上がったことが有るんですか?」と尋ねると「中沢や南沢やいろいろ上がったよ」との返事だ。えええ〜!!!? 山行会にそんな人が居たんですか? 今度ガイドしてくれませんか(-_-;)

その昔乙女からは「おいわさんなら中沢は楽勝でしょう」みたいに言われたが、実は面と向かって「あなたなら中沢は楽勝」と言われたのはこれで3回目だ。でも2回はまだ現役で仕事をしていたころ。つまり60前に言われていた。しかし私ももう60を過ぎてしまった。それでもまだ楽勝で行けるんだろうか? 一度はあきらめかけた中沢だがまた行きたいと言う願望が・・・

クリックすると大きくなります ランチとコーヒーを楽しんだら記念写真を撮って出発


デジカメ時計=13時6分


ここでのんびりと一時間過ごしたことになる


      後半に続く





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