丁度1週間前にも皿ヶ嶺に行ってきたが今日も行ってみる。今日はいつもとは違う目的が有るのだ。その1週間前の私が行った同じ日にネット仲間のグランマー啓子さんも皿ヶ嶺に来てブナの巨木を紹介していた。私は特にブナファンと言うわけでもないが、あれだけ皿ヶ嶺を歩き回っていてブナの巨木を知らないと言うのもマズイ。一度は話のタネに探してみなけばいけない。

今日は赤柴峠に上がるので鉄塔横に車を停める。私が車を停めてまだ運転席に座っている時にもう一台やって来た。


デジカメ時計=8時13分
沢の水量多い。雪道を歩くのは得意だけど川を歩くのは苦手と言う人にとっては難所となる場所だ。私にとっても今日は難所だった。登山靴を濡らさずに渡ろうと思えば慎重に足の置き場所を考えないといけない。
赤柴峠への登山道入り口


デジカメ時計=8時30分
鉄塔No.154通過
赤柴峠に行くコース沿いにはマツカゼソウがあちこちに見える。水の元の下の方。それと林道脇のドライブスルーとで少なくとも合計3ヶ所のマツカゼソウ自生地を見たことになる。
私が知らないだけでもっと他にも有るとは思うが。
白キノコ
鉄塔No.153到着。ザックを降ろして魔法瓶のコーヒーを飲む。

写りが悪いが真ん中の白い大きな建物は四国がんセンター。
ここから陣ヶ森のアンテナとモヒカン頭が見える


空模様はこんな感じ。天気予報では必ず晴れるようなことを言っていたと思うが???
天気予報は良かったんだけどな〜
11月4日に東温市民ハイキングで上級者を引き連れて赤柴峠から降りるときにセンブリの花を見つけていた。それでこの辺りだっかなと目をこらすと有った。

ここに咲いていたと言う事実を知らなければ見つけることはかなり困難と思われる。
赤柴峠に上がるコースはほとんどが杉の人工林の中で面白くない。それでもこんなものを見つけると思わず「オッ!」と思ってカメラを向ける。

タカネハンショウヅルが2株写っている
ズームイン
自然林が見えたら赤柴峠は近い
赤柴峠到着。小休止。


デジカメ時計=10時2分
引地山に向かう登山道

この写真では晴れ間も見えて天気が良さそうに見えるが、この場所で日が射したのはこの一瞬だけ。

上の写真を写していると登山道のない樹林帯の中を男性3人が歩いて正面の登山道に合流しようとしているのが見えた。そして登山道に出ると私の立っている赤柴峠に歩いて来る。私が「どこから上がったんですか?」と尋ねると「スキーランドから上がってきた」と言ってそのまま皿ヶ嶺の山頂方面に歩いて行った。

稜線の登山道には登山靴の跡がいくつも見えるが、ほとんどは昨日までの登山者の跡のように見える。先ほどの3人組の足跡も見えるが、雪が固まっているために新しい足跡は薄い。
今日はブナの巨木を探すためにわざわざ赤柴峠コースで来たんだった。どの辺に有るのかなと左手を眺めながら歩く。

横に張り出した枝が太く見えるブナが有った。グランマーさんがレポートで紹介していたブナはもしかしてあれかな?とスズタケの藪をかき分けブナを目指して行ったが、作戦ミスだった。ブナを目指して斜面を真っ直ぐ降りてしまったのだ。スズタケの中でこの行動は危ないと言うことが分かった。

とりあえず無事に到着して写真を撮る。でも私はメジャーなんて持ってきてないので太さが分からない。見た目では直径1mぐらい?左に張り出している枝もかなり太い。

藪の中を垂直方向に移動するのは危ないと分かったので緩やかに上がりながら横掛けで登山道に戻ろう。首からぶら下げていた60Dはザックに仕舞って両手をフリーにして藪漕ぎ。
振り返ってコンデジでも写しておく


帰宅してグランマーさんのレポートの写真と見比べると、どうも全然違うようだ。ま、良いか。このブナもかなり太い。
適当にブナ林を写したが、帰宅してPCでチェックしていて右端のブナも太いかな?と思えた
細いのはカラマツの落ち葉
3人組の新しい足跡も有る
私にとっては珍しいカラマツ林。東温アルプスでカラマツを見たのはここだけと思うんだが?
真っ直ぐに奥に進んでいるのが稜線の登山道だが、きつくて危険と言うことで迂回路がすぐ右手に用意されている。そして目の前が最近立てられた標識。この標識に従って降りると久万スキーランド経由で六部堂に出る。


デジカメ時計=10時54分
伐採作業の作業員の方から先に「こんにちは」と挨拶された。登山道をふさぐように何本も杉が倒れているが、これはすぐに片づけるから気を付けて通ってと言われた。
ここまで来てようやく気付いた。赤柴峠で出会った3人組の足跡がいつのまにか消えている。スキーランドから上がってきたと言っていたので、先ほどの標識で降りたのか、スキー場のゲレンデを見下ろす辺りから強引に斜面を降りて行ったのか?
太陽を浴びた熱で沈んでいく落ち葉
迂回路分岐


デジカメ時計=11時15分
根元が太陽で温められ、その熱で周囲の雪が解けて春の兆しが感じられる。

んんん? 春の兆し? まだ12月の始めでこれからもっと寒くなるのに。それだけ先月末の大雪が異常だったと言う証拠だ。
十字峠。今日はここを交差するように踏み跡が付いている。六部堂側から上がってきた人が居るようだ。ただし、その足跡は今日のものでは無い。
山頂到着


デジカメ時計=11時59分

先客は皿ヶ嶺の常連さん夫婦。高年男女4人組。そして大学生?若者3人組。常連さんに今日は天気予報は良かったのにねと話しかけると外れてがっかりやねみたいな返事が返ってきた。常連さんはここでランチを食べているが、私は小休止したら愛大小屋でランチにしよう。

出発前のメモ写真

気温はマイナス1℃


デジカメ時計=12時5分
今日は石鎚山系は見えているが、石鎚山頂は雲に隠れている。
竜神平が見えてきた


デジカメ時計=12時27分

小屋に向かうが手前のベンチでは単独女性がバーナーで何かを温めている。中に入らないと言うことは小屋は満席なんだろうか? 入ってみると単独男性とオッサン3人組がそれぞれバーナーで鍋のお湯を沸かしている。単独男性はインスタントラーメンだったが、3人組はカットしてきた野菜などを用意していたので「すき焼きですか?」と尋ねると、キムチ鍋だとのこと。おまけに缶ビールまで。これを楽しみに上がって来ているんだからとのこと。それは分かる。

私はパンと魔法瓶のお湯で作るインスタントスープでランチ。食べたらさっさと下山。


     帰る



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